バンドサウンドへの貢献

エレキベースはバンドサウンド(とりわけロックバンドサウンド)の核にあたるパートであると私は思っています。

単なるルート弾きでもドラムとの兼ね合いを考えて演奏することでグルーヴ感が生まれます。

そしてルート弾きのニュアンスを奏者が意識することで曲に疾走感が生まれたり、逆に疾走感が失われたりもします。ベーシストが奏でるフレーズのニュアンスによってバンドサウンドの方向性が決まってくるわけです。

ベースラインを動かすと曲全体のアクセントにはなりますし、それを楽曲の特徴にしある種のウリにすることも出来るのですが、ベースラインを動かすことだけを考えすぎると局全体のまとまりに欠ける構成になってしまいます。

よってやはり、ベースはバンドサウンドをまとめるもの、バンドサウンドの核となるものです。

しかしながら、過度なエフェクトや過度な遊びのフレーズがバンドサウンドにもたらすコントラストは楽曲にセールスポイントを生み出します。

「あの曲のココが良いよね!」と言われる「ココ」の部分に当たるわけで、その1小節がその曲のウリに、その曲の切り札になる可能性も否定は出来ません。

つまるところ、結局、自分なりの武器を見つけることがバンドマンに課せられるべき宿命のようなものだと思います。小節感をまたぐグリスや所々で行うスラップ、とびきりエフェクティブなベースソロ。何でもいいのですが

「自分なりの武器、切り札」を見つけ、自分のものにし、いかにして楽曲中に埋め込めるかが勝負になってくるのだと思っています。

そして最も大事なことは「格好良さ」じゃないでしょうか。これは技術がどうこうな話ではありません。

これこそ主観の話になってしまって申し訳ないのですが、

例えばルート弾きしかしないベーシストでも飛びきりカッコいい方はおられますしもの凄く技巧的なフレーズを弾いているのにステージ映えしていないベーシストの方もおられます。

技術とステージ映えのバランス。そしてバンドサウンドへの貢献。考えないといけないことは沢山ありますね。